2020年5月14日、スイス、ホル: NXP^®のi.MX 8Xアプリケーションプロセッサーをベースとしたシステムオンモジュール（SoM）でToradexの使いやすい産業Linuxソフトウェアプラットフォーム、Torizonをご利用いただけるようになりました。Toradexが提供するi.MX 8XベースのSoMには2つのフォームファクターがあります。小型のColibri iMX8X、およびECCメモリ搭載のオプションがある、パワフルなApalis iMX8Xです。NXPによるi.MX 8Xアプリケーションプロセッサーの早期アクセスプログラムに数社の他企業とともに当初から参加したToradexは、2018年以来Colibri iMX8Xの早期サンプルを出荷してきました。

さらに、Colibri iMX8Xは、Amazon IoT Greengrassの認定要件に基づいてAWS認定を獲得し、AWS Device Catalogに掲載されるようになりました。この認定は、AWS Device Qualification Programによるものです。

i.MX 8XベースのSoMは、高い信頼性と優れた電力効率を必要とする、高負荷のアプリケーションに理想的です。高度なセキュリティと安全機能を備えたこれらのSoMなら安全性の認定が可能となります。SoMには、最大4基の64ビットArmv8 Cortex-A35コアが搭載されています。Cortex-A35は、Cortex-A7と比較して、同一のクロック速度で消費電力量を10％抑えながら最大40％高速のパフォーマンスの提供を実現します。Cortex-A53と比較した場合、同一のクロック速度で消費電力量を32％削減します。

Vintage GPUは、Open GL™ ES、OpenCL™とVulkan®をサポートしており、最新グラフィックスの利用やディープラーニング推論などのコンピューティング処理の加速化に対応します。このSoMで採用可能な内蔵Wi-FiやBluetoothでは、デュアルバンド 802.11ac 2x2 MU-MIMO Wi-FiおよびBluetooth 5に対応できます。