2024年4月04日木曜日、東京: Toradexは、新しいシステムオンモジュール（SoM）ファミリー、Aquilaをリリースさせていただきました。

Aquilaは、医療、産業やロボティクス分野の要求が厳しいアプリケーション向けに開発されました。堅牢な耐久性、将来に渡って利用可能なスケーラビリティー、電力効率性を重点にした設計で、最新鋭のAIとマシンラーニング機能に加えて最新のソフトウェアスタックを統合し、迅速な市場投入を実現して変化し続けるセキュリティー規制に容易に適応します。

Aquilaは、今日の要件を満たすだけでなく、未来の可能性も引き出します。

1. 高性能リアルタイムコンピューティング：Aquilaは、従来型のx86プラットフォームと特殊なGPU加速型ハードウェアに相応する卓越したコンピューティングパワーを提供し、計算負荷の高いワークロードを実行するアプリケーションに理想的です。
2. AIとマシンラーニング向けの最適化：高性能ディープラーニングアクセラレーターが内蔵されたAquila SoMは、人工知能を組み込みシステムにシームレスに統合し、インテリジェントなオートメーション、予測的分析、LLM、コンピュータービジョンアプリケーションなど多くの新しい可能性を解放します。
3. 産業グレードの信頼性：機械設計、コンポーネントの選択から継続的なテストまで、長期的な信頼性実現を目指して開発されたAquilaフォームファクターとAquila SoMは、ミッションクリティカルなアプリケーションに適した信頼できる選択肢です。
4. 電力効率：電力効率の高いArm®コアと最適化された専用のディープラーニングアクセラレーター搭載のAquila SoMは、小さな熱フットプリントで卓越したパフォーマンスを発揮し、電力コストを削減してパッシブ冷却設計を可能にします。
5. コストの最適化：高価なx86やそのほかのGPU加速型ハードウェアの代替としてより優れたAquila SoMは、高性能コンピューティングとマシンラーニング向けのコスト効率が高いソリューションを実現し、総コストを削減、保守作業の要件を最低限に抑えます。
6. 使いやすさと長期サポート対象のソフトウェア：Aquila SoMは、ToradexのLinuxベースソフトウェアプラットフォーム、Torizonとシームレスに統合し、開発、モニタリング、アップデートのプロセスを簡素化します。‍‍‍Linuxへの対応により、EUサイバーレジリエンス法（CRA などの新しいセキュリティー規制へのコンプライアンスもシンプルです。

Toradex Aquila AM69システムオンモジュール

この新シリーズ初のSoMは、Texas Instruments（TI）AM69A Armベースプロセッサーを搭載したAquila AM69です。

• TI AM69Aプロセッサー：Aquila AM69には、卓越したパフォーマンスと信頼性で知られるArmベースのTI AM69Aプロセッサーが搭載されています。
• 卓越したパフォーマンスで要求の厳しいアプリケーションに対応：8つのArm Cortex-A72コアと32のTOPSディープラーニングアクセラレーターが搭載されたAquila AM69は、最高のパフォーマンスと低消費電力を必要とする組み込みアプリケーションに最適なソリューションです。注目のアプリケーションには下記が挙げられます。
  • 高性能エッジコンピューティング
  • 人工知能（AI）とマシンラーニング（ML）
  • コンピューター/マシンビジョンと画像処理
  • 自動型、自律型車両とロボット
  • 高解像度HMI
  • リアルタイム処理と制御
  • そのほか多数
• 最新の高速インターフェースとおよそ400のピンを備えたAquila AM69は、堅牢なボードツーボードコネクターと最大30WのTDPにより、過酷な産業環境に必要な接続性と電力性能を提供します。

Aquila AM69のさらに詳しい情報と最新ニュースについては、https://www.toradex.com/ja-jp/computer-on-modules/aquila-arm-family/ti-am69をご覧ください。